ご挨拶

近年の上部消化器がん領域では、食道胃接合部がん(食道と胃の境界領域のがん)症例の増加、胸腔鏡や腹腔鏡手術やロボット支援下手術(da Vinci)などの低侵襲手術の導入、化学放射線療法の発達など治療戦略の多様化が顕著です。

上部消化管外科では食道外科グループと胃外科グループから構成されます。
食道がん手術の世界的権威であった中山恒明教授による開設以来、食道外科では、現在まで約3200例の食道がん切除手術を行ってまいりました。鍛練された手術手技、術後管理を徹底し、ハイリスク患者さんに対してもあらゆる並存疾患の専門家と共同で治療にあたります。

胃がんに対する低侵襲手術では腹腔鏡下手術はもとよりロボット支援下手術は当科スタッフが認定指導者(プロクター)を取得しこれまでに30例を超え都内でも有数の経験を誇っています。また、GISTに代表される胃粘膜下腫瘍に対しても開腹すること無く腹腔鏡手術と内視鏡手術を組み合わせたLECSを行なっています。さらに、2020年保険適応となった肥満に対する減量手術も開始し、あらゆる先端治療を実践しております。